TeaBreak スタッフ通信

診療所規模の医療法人の税務調査が始まりました。

2010年 5月 7日 19:03

執筆者:ishizuki

 2008年のリーマンショック後、法人は軒並み業績が悪化しています。そのため、税務署に納税できる法人は極端に減少してしまいました。そこで目立ってきたのが医療法人の存在です。規模が大きくなくても、着実な利益をあげています。税務署は今まではあまり調査実例はなかったようですが今回かなり広範囲に多署で集中的に行っているようです。
 今までは自費が多い診療科目はともかく、社会保険診療収入が多い医院は収入の漏れがほとんどないと思われてたため、調査対象にはなりにくかったのかもしれません。
 先生方驚かないでください。調査対象に入るのはいわば当たり前になったということです。世間には「税務署が入った」と聞こえてくれば、「あの会社は何かおかしなことをしているんじゃないの」というのが定番でした。そんなことはないのです。利益を出していれば必ず税務署は確認に来ます。くれぐれもご心配なく。

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