TeaBreak スタッフ通信

マネージメントゲームは誰が受けるのか

2010年 9月22日 15:12

執筆者:ishizuki

 経営後継者は、現場にはいる、製造業であれば工場にはいる、建設業であれば現場で作業する、販売会社・サービス会社ならば営業でお客さん開拓をする、このように従業員さんたちの日々の業務を身をもって知ることから始まります。会社の仕事を体で知る。これが第一歩です。
 そのあと、次第に会社の決算書で会社の数字の勉強を始めます。貸借対照表と損益計算書です。損益計算書はかろうじて上から順番に見ればわかります。会計用語もなんとなく理解できます。 収益−費用=利益
 売上総利益、営業利益、経常利益、税引前利益、当期利益
何だかわかりませんが、いろいろな利益があるなあーという印象だと思います。ここまでは何とかなるにしても、貸借対照表が困った存在です。決算日当日の財産状態といわれると、ああそうですか、となりますが、貸借対照表と損益計算書はどんな関係になるのかといわれるとさっぱりわからない。
 素人を近づけない大きな壁があるのです。経営後継者は全く歯が立ちません。そこで会計事務所に依頼していただくわけですが、会計事務所からのデータはやっぱり難しい数字のオンパレード、困った後継者の奥さんは簿記を習い始めます。ユーキャン等で簿記3級からはじめるのです。普通高校を卒業した人には大変な難関なのですが、仕方がありません自分の会社のためだからです。奥さんに経理を任せた経営後継者は良かったとばかりに、おれは数字が苦手なんだとうそぶきながら好きな仕事だけをする。

 そんな経営後継者にもってこいなのがこのマネージメントゲームです。習うより慣れろの世界です。繰り返す間に必要な部分だけマスターする。
 これがMGのいいところの一つなのです。現場に入りながら、工場に入りながら、営業しながら、そのままの立場でのトレーニングであります。  
 

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マネージメントゲームの出力帳票

2010年 9月21日 15:56

執筆者:ishizuki

 当法人の三条事務所では「マンスリーレポート」と「アニュアルレポート」を作成しています。財務会計のソフトからの出力の試算表は数字の羅列で読みずらいため、私がエクセルで長い時間をかけて作成した試算表分析帳票です。
 
 実は約20年間、毎日毎日暇があればコンピュータを片手に表を作っては消し、作っては消しの連続でした。その成果で、現在、貸借対照表と損益計算書を一枚のエクセルの表計算でグラフ化するのはいとも簡単になりました。
 そのおかげでお客様に「目」でビジュアルに決算書をお見せできるようになりました。会社のウィークポイントが一目でわかります。お客様の全員に提供しているわけではないのですが、折に触れ提供していく予定です。

 作成のきっかけはMGでした。
「MGと同じ形で現実の帳票を簡単に出力できないだろうか。」そして、「税務署に出す利益とキャッシュの利益(キャッシュG)になぜ違いがあるのかを経営者にわかってもらえれば、会計アレルギーはなくなるのに」「会計はストラック図のように絵にできるはずだ。」「絵になればすべての経営者が自分で判断できる。」と思ったのが始まりでした。

 しかし、MGはそもそもマトリクス会計です。マトリクス会計は貸方借方をクロス集計して集計合計を一枚で表し、会社の1年間の動きを1枚の表で説明しようというものでした。1年間の会社の動きが1枚の表でわかるのですから、とても優れものでしたが、当時の主流は財務会計ソフトだったため、税務署申告用ではなかったので、マトリクス会計用の専用ソフトがありませんでした。

 困った私は、ソードのPIPSで試行錯誤しました。縦横のクロス集計は当時マルチプランの表計算ではできなかったからです。クロス集計はPIPSとマーツールだけしかできませんでした。それでもPIPSではできませんでした。

 「会計知識のない人に理解させる表」これがあれば、「会計課題は経営者自らが発見できる。」これが当時の私のテーマでした。この後マルチプランからエクセルが発達しましたが単なる表計算では私の目的は達成されえなかったのです。

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マネージメントゲーム(MG)の効果は?

2010年 9月21日 15:09

執筆者:ishizuki

 「MGはどんな効果がありますか。」と聞かれます。「人それぞれ違います。」と答えると「あっそうですか。」といわれます。実はおきまりの効能がありません。使う側の使い方で全く異なります。それはMG専門の研修会社の人に聞いてください。私たちはMGを使って研修会社をスタートしたのではありません。MGは素晴らしい研修キットであり、自分流にMGを自分のものにしたいために行います。

 現在、当事務所と、もう一社お客様の会社様で社内MGをスタートしました。この会社は、社長が人材教育に対して積極的な自動車搭載工具のメーカーです。税理士事務所の社内MGとメーカーの社内MGとを同時進行させています。

 社内MGで効果を図り、その効果をここで発表しよう思っております。ですから、乞うご期待です。

 受講した側の研修者の感想はここでご紹介できるかもしれません。事務所内の受講生に任せることにします。  

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なぜ マネージメントゲーム(MG)が当事務所に必要なのか 2

2010年 9月21日 14:53

執筆者:ishizuki

 私たちのスタッフは簿記会計の専門家ですが、形式人間ではありません。決算書の作成力さらに、申告書の作成力はプロです。しかし、決算書の読み取り力、応用力については、若干自信の無さを示す人が多いのは事実です。そこを補強するために、当事務所は社内MGを始めたのです。

 MGは想像以上に経営力を高めます。経営力は総合力です。ひと、もの、かねすべてにわたっています。
過去に会社の研修でMGをすることがありました。しかし、たった2日間くらいでは、その瞬間の威力はありますが持続しません。どんな研修も持続しないのです。人は自分の自分の内面から、心から気付かなければ変わりません。

 私たちは繰り返します。何度でも繰り返します。100期達成者が多く出てくれば願ったりかなったりです。

 私たちはMG研修を通して経営者を支援できる人材を育てます。男性でも、女性でも同じです。数字に強いスタッフを育てることが重要だと判断します。

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なぜ マネージメントゲーム(MG)が当事務所に必要なのか

2010年 9月21日 14:28

執筆者:ishizuki

 私たちは税務申告を基本業務としています。法人でも個人でも決算をします。その後、所得税申告・法人税申告をします。それが私たちのほとんどの業務です。これを過去会計といいます。
 
 既に終わったっものの会計処理、それはもう、どうにかできるものではありません。税法に従って適法に税金計算するだけなのです。結果は一つです。税務署の窓口に対してたった一つの結果を提出するそれが税理士事務所としての大きな業務です。
 
 お客様に「どうでしょうか?」と聞かれたら「こうなりました。金額は○○円です。」と紋切り型で権威主義でお話ししても誰にも反論はされません。適法だからです。しかし、「税金高いなー」との反論に「しかたがありません。あなたが儲けたのですから。」と切り返しては、お客様の方が意気消沈してしまいます。あげくに、きちんと料金を頂戴するのです。
 
 お客様にすれば税務著の怖い土俵は、さし障りなく過ぎ去りたいと思っていらっしゃるものですから、文句も言えません。しかし、「うちの会社の決算書を見ていただいて、専門家のお立場で、どこか指導していただけませんか。」という社長に対して、「売上が少なすぎるから利益がでないのですよ。」と言ってしまうと、それはアドバイスどころか、売上も上げられない社長が悪いのだと、喧嘩を売っているようものです。
  
 簿記会計は人を幸せにするのではなく、形式主義人間を育てます。このタイプの人は社内の経理部署では必要とされますが、外部関係者としては、必ずしも社長からは必要とされていません。むしろ、社長にとっては納税申告業務以外は、不要なのかも知れません。

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マネージメントゲーム(MG)を始めました。

2010年 9月21日 13:34

執筆者:ishizuki

 9月14日と17日の2日間 PierTax社内MGを開催いたしました。会場は当事務所の県央事務所で所員参加者は10名、2卓でおこないました。インストラクターは山田商品研究所の山田康裕さんです。山田さんはMGのベテランです。西順一郎先生に指導を受け、現在は会津若松の税理士原木先生のMGで鍛錬されています。
 私は山田康裕さんから、会津若松の原木先生のMGに連れて行っていただき、毎月開催されて関与先をご指導されている先生に感銘を受けました。

 振り返りますと、約25年前、新潟のSCTの開催でのMGが私は初体験で、当時西順一郎先生のもと、ネクタイを鉢巻きにして頑張りましたが、危うく倒産しかけたのを昨日のことのように覚えております。
 その後、(社)三条青年会議所(当時は木宮隆理事長、星野室長が一生懸命になってくださいました。)や三条のTMクラブさん等で研修依頼を受け研修してきました。
  
 それも20年以上前になってしまいました。

 その同じころ、現在の当法人の県央事務所(当時は小倉昌男税理士事務所ですが)もお客様に対してMGを一生懸命にやっておりました。三条事務所も県央事務所も原点はMGにあったのです。この二つの事務所の原点がMGにあるのであれば、MGをもう一度、それは当然の流れなのかもしれません。

 
  

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