TeaBreak スタッフ通信

ガラパゴス日本

2012年 4月15日 15:21

執筆者:ishizuki

 今から20年くらい前にシンガポールに行った時のことです。
 路上で勉強して子供がいることに驚きました。歩道のベンチや公園のベンチは去ることながら、花壇のふちや道路に座りながらの子供もいました。たまたま何人か見かけたのではありません。あちらこちらに何十人も見かけたのです。家に帰って勉強すればいいのに、カギっ子で家に帰れないのか、家に勉強する部屋がないのか、いずれにしても、まだまだ発展途上の国なのだな、と感じた反面、路上で寸暇を惜しんで猛勉強する姿は将来はきっと日本に匹敵するくらいになるのだろうな。と感じた記憶があります。

 それから20年です。あの時の子供たちの親が中心になって現在のシンガポールを作り上げていったのでしょう。あの子たちはまだ第一線でないでしょうから、これからのシンガポールはもっと発展するのかもしれません。

 子供の勢いを見るとその国の20年後がわかるように思えます。あの頃もそうでした。今の日本の子供たちにこんな勢いがありません。

 ガラパゴス島のような進化は現在の日本であり、このままでは国際孤立、貧困国家へとまっしぐらのように思えてなりません。

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