TeaBreak スタッフ通信

当事務所使用の会計ソフト

2019年 9月 7日 17:16

執筆者:ishizuki

 当事務所は税理士事務所専用ソフトと税理士事務所用クラウド専用ソフト、そしてマネーフォワードのMFクラウド会計を使用しています。

 いままでずっと税理士事務所専用ソフト(クラウド会計を含めて)を使ってきましたが、一昨年からMFクラウド会計を使用しています。

 会計ソフトの基本的な考え方が全く変わってきたことに驚いています。
 いままでは使用ソフトをベンダーさんにお任せしていたので、そのソフトを使って、できるものはできる、できないものはできない、という単純な判断でした。最終的に、税務署に正しものが提出できるならば他が多少できなくても仕方がないと判断していました。

 しかし現在では、スマホがそうなっているように、できないことはできるアプリで対応しようという発想です。ソフトの横の連携を利用することで、自社作業を効率化できるという方向の存在に驚愕しました。

 使われるソフトから使うソフトに、そして短時間で効率化なのです。 まさに時代は「会計はシンプルに、ビジュアルに」
に進んでいるのを感じています。

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35年経験してもなお難しい試算表結果の伝え方

2019年 9月 7日 16:40

執筆者:ishizuki

 税理士事務所の勤務経験が長い人でも、試算表を読める人が少ないのは事実です。税理士試験の試験科目に簿記論と財務諸表論がありますが、これは決算書を作るための技法と理論です。財務諸表分析はありません。そのため、税理士試験科目では対応していないので多くの税理士さんが知らないのも事実です。もし知っている税理士さんがいればその人は独学です。苦労して身につけれれた内容だと思います。敬意を表すべきものです。かといってやみくもに財務諸表論分析をしても、中小零細には届かないのです。

 私は独立して35年になります。この間、マルチプラン、ロータス123、PIPSなどの表計算ソフトを利用して様々な分析の表を作成してきました。モットーは、「会計はシンプルにそしてビジュアルに」です。簿記の知識のない人に、以下に簡単にビジュアル的に自分の会社を理解するかに35年かけてきました。今もエクセルを使って現在進行中です。

 そこでわかってきたことを、事務所で行ってきましたが、これを理解できる人を育成したいと思っています。

 誰でもが「試算表の語りべ」になることができます。それもコツだと思います。力説しすぎると簿記を知らない社長様や事業主様はひいていきます。

 あくまで理解してもらえる会計情報の提供へと心を砕いていきましょう。



 

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試算表で何がわかるのか?

2019年 9月 7日 16:17

執筆者:ishizuki

 月次試算表は、貸借対照表、損益計算書、製造原価報告書の3つの部分がひとつに収まっています。すっぽり入っているといった方がいいでしょう。会社の1か月の動きがすべてすっぽり入っている表なのです。すべてが入っているので、見る人が見ると、すべての動きがつかめることになります。

 ところが、すべてが右と左に集約されている表は、実のところかなりのキャリアがないとわからないのが現状です。キャリアがあってもわからないかもしれません。知ったかぶりしているかもしれません。

 売上と税引前の当期利益ははっきり記載してあるので、この2点から、わかったような説明ができることも多いのも実情なのです。しかしながら、試算表の解説で5分間開設できる人と今まで私はお目にかかったことがありません。

 じつはかなり判読困難な資料が試算表なのです。

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試算表とは妙な言い方です。

2019年 9月 7日 16:05

執筆者:ishizuki

 税理士事務所の仕事が月次試算表の作成なのですが、月次試算表とは何でしょうか。
 会社は1年に1回決算をします。1年間の業績をまとめます。1年間の売上高から1年間の費用を差引いて1年間の利益を計算します。それが損益計算書です。1年に一回の決算結果を出して、儲けているか、損しているか確認しますが、もし1年のすべてが完了してからでないと経営者に報告できないのであれば、経営者は不安でたまりません。だから、1か月単位で数字を出して、経営者に報告する。この報告書を一般に試算表と呼びます。
 月次試算表と呼ぶより、月次決算書といった方がイメージがわかりやすいかもしれませんね。
 
 私たちの世界には簿記という専門用語があります。一般の方にわかりにくいのですが、パソコンがない昔は、手作業で帳簿の記入を行っておりました。仕訳といって、一つの取引を、借方(左側)貸方(右側)の2方に同じ金額を分けて記載し、それぞれを更に別の帳簿に記載していきます。常に右と左は一致するので、最後に集計してきたら絶対に最終形も左右一致しなくてはならないのですが、人間ですから必ずしも一致するとは限りません。その検証表として試算表を作成しました。このなごりで現在も試算表と呼んでいます。もともとは経営者に報告するものではなく、左右が一致するかどうかの経理での確認表でした。
 外国でもTrial Balanceとよばれて定着しています。

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税理士事務所はなにをするの?

2019年 9月 7日 15:40

執筆者:ishizuki

 当事務所で各メンバーの仕事の第一は、各メンバーが担当しているお客様の月次試算表の作成作業です。お客様の作成された帳簿資料を、会計専用ソフトにデータ入力して月次試算表を作成します。
 お客様は法人(会社のこと)様と個人事業主様です。それぞれ月次試算表を作成し、そのデータをお渡しすることで、法人の社長様、理事長様そして事業主様の経営に役立てていただいております。
 第二の業務は決算業務です。1年に1回決算をします。1年間の業績をまとめて利害関係者に報告します。利害関係者とは税務署であり銀行、株主です。そして計算された税金を納付します。法人が1年間をどの期間とするかは、任意です。個人は暦年なので1月から12月です。
 法人の税金の申告納付は決算終了後2か月以内で、個人は翌年の3月15日となります。そのため、税理士事務所は、毎月毎月、その月に申告期限を迎える法人の決算申告に追われることになります。
 悪いことに、個人事業の決算は3月15日までに集中されてしまうので、3月はかなりの繁忙期といえます。
 

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