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35年経験してもなお難しい試算表結果の伝え方

2019年 9月 7日 16:40

執筆者:ishizuki

 税理士事務所の勤務経験が長い人でも、試算表を読める人が少ないのは事実です。税理士試験の試験科目に簿記論と財務諸表論がありますが、これは決算書を作るための技法と理論です。財務諸表分析はありません。そのため、税理士試験科目では対応していないので多くの税理士さんが知らないのも事実です。もし知っている税理士さんがいればその人は独学です。苦労して身につけれれた内容だと思います。敬意を表すべきものです。かといってやみくもに財務諸表論分析をしても、中小零細には届かないのです。

 私は独立して35年になります。この間、マルチプラン、ロータス123、PIPSなどの表計算ソフトを利用して様々な分析の表を作成してきました。モットーは、「会計はシンプルにそしてビジュアルに」です。簿記の知識のない人に、以下に簡単にビジュアル的に自分の会社を理解するかに35年かけてきました。今もエクセルを使って現在進行中です。

 そこでわかってきたことを、事務所で行ってきましたが、これを理解できる人を育成したいと思っています。

 誰でもが「試算表の語りべ」になることができます。それもコツだと思います。力説しすぎると簿記を知らない社長様や事業主様はひいていきます。

 あくまで理解してもらえる会計情報の提供へと心を砕いていきましょう。



 

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